痛くないが膝に違和感がある… | 膝関節の不調の原因と対処法

痛くないが膝に違和感がある… | 膝関節の不調の原因と対処法

痛くないが膝に違和感がある… | 膝関節の不調の原因と対処法

痛くないけれど何となく膝に違和感がある、という経験のある方はかなり多いのではないでしょうか?

ここでは、違和感の原因となる膝関節の疾患と対処法について解説します。

膝の軽い炎症

いつもより激しい運動をした翌日に膝に違和感を感じた場合は、膝関節の使い過ぎによる軽い炎症が原因かもしれません。炎症とも呼べないくらいの軽い一過性のダメージです。膝に水が溜まり始めていることもあります。

違和感が気になっても日常生活に支障はなく、通常2~3日で自然に消えていきます。対処法として、激しい運動を避け、サポーターで固定し、マッサージやストレッチを行うと良いでしょう。2週間以上症状が続くようなら他の原因かもしれません。

また、この症状は変形性膝関節症のごく初期に出ることもあります。変形性膝関節症とは、クッションとなっている膝の関節軟骨がすり減っていき、変形をきたす障害です。特に、50代以降で頻繁に膝に違和感を感じるようになり、膝の曲げ伸ばしをすると頻繁にコリっと音がするという場合は、日頃からの体重コントロールや運動習慣をチェックし、変形性膝関節症のリスクを減らすよう心がけましょう。

姿勢などの影響

痛くないが膝に違和感がある原因と対処法

膝に負担がかかりやすい姿勢や歩き方の人が、膝に痛みがでる前兆として違和感を感じることがあります。

O脚があると膝関節の外側に、X脚があると膝関節の内側に負担が偏ってしまいます。そのため負担がかかる方の関節軟骨が摩耗しやすく、変形性膝関節症になりやすいことが分かっています。変形性膝関節症のごく初期の症状として、痛くないまでも膝に違和感を感じることがあるので、痛くなる前に足底板などでO脚やX脚の矯正を行いましょう。足底板は、整形外科でしっかりしたものを作って貰いましょう。

合わない靴を履くことによって膝に違和感を感じることがあります。特に長い間ハイヒールを履いている人は、反張膝という膝が反りすぎる障害になりやすいため、違和感を感じたらできるだけハイヒールはやめましょう。

また、猫背の人は体の前に体重がかかりやすく、膝の前面に負担が偏ります。背の高い女性は猫背になりやすいようですが、無理な姿勢で体を痛めては元も子もありません。対処法として、猫背矯正ベルトの装着や猫背矯正ストレッチを行う等の方法があります。

神経病性関節症(シャルコー関節)

糖尿病か梅毒にかかっている人で、前日激しい運動をしたわけでもなく姿勢に問題があるわけでもないのに、膝に重いような違和感を感じる場合は、神経病性関節症(シャルコー膝)の可能性があります。

糖尿病や梅毒にかかっていると末梢神経が冒されて感覚が鈍くなり、膝に大きな負荷がかかって変形しても痛みをあまり感じなくなります。あまり痛くないのに膝が腫れて熱を持つような場合は、すぐに整形外科にかかりましょう。

神経病性関節症の対処法は、元になっている病気の治療やコントロールをしっかり行うことです。

まとめ

今回は、膝に違和感がある時の原因と対処法についてご紹介しました。

膝に違和感があるといっても、数日で自然に消えることがほとんどです。けれども、変形性膝関節症や神経病性関節症が原因の可能性があることに留意して、なかなか違和感がなくならない場合は早めに整形外科を受診しましょう。