膝の下が痛い… | 膝下の痛みの主な原因と治療法

膝の下が痛い… | 膝下の痛みの主な原因と治療法

膝の下が痛い… | 膝下の痛みの主な原因と治療法

一言で膝痛といっても、膝のお皿の上や内側など、痛む部位は原因によって様々です。

今回は、膝の下の痛みの主な原因と治療法について解説します。

膝下の痛み

二足歩行を行う人間にとって、膝は体の中で最も負荷のかかる器官のひとつです。普通に歩くだけで体重の約3倍、軽く走ると体重の約5倍もの負荷が膝にかかります。ですから、加齢や肥満、スポーツによる使い過ぎなどでダメージがたまり、膝痛トラブルに悩む人がたいへん多いのです。

膝痛といっても、膝のどの部分が痛いかで原因も治療法も異なります。膝下の痛みという場合、通称「膝のお皿」と呼ばれている膝蓋骨の下の部分が痛むことを指します。

膝関節は膝蓋骨の後ろにあるので、膝の下が痛い症状は膝関節の疾患というよりも、スポーツ障害であるオスグッドやジャンパー膝の可能性が高いといえます。

オスグッド

オスグッドが原因で膝の下が痛い時の治療法

10才~15才の成長期の子供に膝の下が痛いという症状がある場合、真っ先に考えられるのがオスグッド・シュラッター病(通称オスグッド)です。特にサッカー、バスケットボールなど、動きの激しいスポーツを行っている子供に発症します。

発症すると、スポーツ等を行っている時に強い膝下の痛みが起こります。しばらく安静にしていると収まることもありますが、無理をして続けていると、普通に歩く時や階段の上り下りの時にも痛みが出るようになります。進行すると、膝蓋骨の下にコブのような膨隆が起こります。

オスグッドの原因

オスグッドの原因は、激しい運動を続けることによって大腿四頭筋が強く収縮した状態が続くことです。すると、膝蓋骨と脛骨をつなぐ膝蓋腱が引っ張られ続け、やがて膝蓋腱が脛骨から剥離してしまいます。大人になると膝蓋腱と脛骨の接続部(脛骨粗面)は丈夫になるので起こりにくくなりますが、成長期の子供の脛骨祖面は柔らかいのでひっぱられると剥がれやすく、強い痛みや炎症が起きてしまいます。

そのため、オスグッドは「成長痛」とも呼ばれます。数ヶ月~1年ほど安静にしていれば膝下の痛みはほとんど治りますが、少年期のスポーツ選手にとってそのブランクは大変大きいことが問題です。

オスグッドの治療

成長期を過ぎると自然に治るため、治療は運動制限などによる保存療法が基本です。できれば膝痛がなくなるまでスポーツを控えます。ある程度膝痛が収まりスポーツに復帰する時は、スポーツ前後の大腿四頭筋のストレッチング、スポーツ後のアイシングをしっかり行います。また、スポーツを行う時は膝蓋骨を圧迫・固定するオスグッドバンドを装着するのが効果的です。

稀に成長後に疼痛や変形が残りますが、その場合は手術で骨片の摘出を行うことがあります。

ジャンパー膝

ジャンパー膝が原因の膝下の痛みと治療法

ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)は、膝伸展機構の使い過ぎが原因のスポーツ障害です。バスケットボールやバレーボールなどジャンプの多いスポーツ選手に多くみられることからジャンパー膝と呼ばれるようになりましたが、マラソン選手やサッカー選手など、走る距離が長いスポーツの選手にも起こります。

ジャンパー膝の原因

ジャンプやランニングの繰り返しによって、大腿四頭筋に疲労がたまり硬くなっていきます。その影響で膝蓋靭帯が常に引っ張られ、膝蓋骨とこすれ合うことで炎症が起こると考えられています。ほとんどは膝の下が痛い膝蓋腱炎ですが、稀に膝の上が痛い大腿四頭腱炎の場合もあります。どちらの場合でも限局的な疼痛があり、悪化すると膝痛のためスポーツができなくなってしまいます。

ジャンパー膝の治療

治療は、スポーツマッサージなどで硬くなった大腿四頭筋を柔らかくほぐすことから始めます。その後、スポーツ前後のストレッチングとスポーツ後のアイシングを中心とした保存療法を行います。

まとめ

今回は、膝の下が痛い主な原因と治療法についてご紹介しました。

膝下の痛みは、スポーツ障害が原因で起こるケースが多くみられます。あまり悪化しないうちに適切な治療を行いましょう。