膝の裏を伸ばすと痛い… | 膝の後ろの痛みの主な原因と治す方法

膝の裏を伸ばすと痛い… | 膝の後ろの痛みの主な原因と治す方法

膝の裏を伸ばすと痛い… | 膝の後ろの痛みの主な原因と治す方法

膝痛に悩む人に特に多くみられる症状の一つとして、「膝の裏を伸ばすと痛い」というものがあります。膝裏の痛みの原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

今回は、膝の後ろの痛みの原因と治す方法について解説します。

反張膝

膝の裏、あるいは膝の後ろの痛みという症状がある場合、原因は膝の伸ばし過ぎ(過伸展)かもしれません。

本来、膝はかかとが太ももの後ろにつくまで曲げることができ、180度まっすぐに伸ばすことができます。ところが、膝を伸ばし過ぎると、膝がまっすぐ以上に伸びて、膝が反ってしまいます。その結果、膝の裏にある筋肉や腱が伸びすぎて大きな負担がかかり、膝の後ろの痛みが出てきます。

このように、膝が反るほど伸ばしすぎることによっておこる障害を、反張膝(はんちょうひざ)といいます。

まれに、変形性膝関節症が原因で膝の裏が痛いということもあるので覚えておきましょう。その場合は、いつもより多く歩くなど膝を多く使った後に、膝の裏が突っ張ったように痛くなります。

膝が反る原因

膝の裏を伸ばすと痛い反張膝の原因

膝の後ろの痛みが起きる反張膝の原因は、以下のように様々です。

扁平足、浮き指、外反母指

扁平足、浮き指、外反母指では、足の接地が不安定になります。そのためバランスが崩れやすくなり、バランスの崩れを補おうとして常に膝を伸ばしすぎる姿勢をとるクセがついてしまい、反張膝になることがあります。

スポーツ中の動作

スポーツ選手にもみられ、平泳ぎの金メダリストである北島康介選手も反張膝で悩んでいたそうです。テニスやサッカーの選手にもみられます。

意識的に脚を伸ばす動作

モデルの人は、脚のかたちを良く見せるために脚が反るまで伸ばす傾向があります。また、脚をきれいに見せるためにハイヒールを履く女性も、脚が反りやすくなります。

膝を伸ばすと痛いという症状は、初期は大したことがありませんが、放置していると骨格や筋肉の歪みが拡大していきます。すると、膝の裏の痛みで歩くのにも支障が出てしまいます。

さらに、膝をかばって不自然な姿勢で歩くことにより、かかとや腰を痛める原因にもなります。また、膝の裏側に水が溜まって瘤ができるベーカー嚢腫が起こる場合もあります。

治療と予防

膝の裏を伸ばすと痛い反張膝を治す方法

反張膝を治す方法は、まず膝が反り返らないようにサポーターで固定し、伸ばすと痛いという症状が出ないようにします。サポーターは膝の上から下までカバーできる長めのものを使いましょう。

それから、原因に合わせて適切な対策を講じることで治します。

扁平足、浮き指、外反母指などによる姿勢の不安定を治すには、足に合った靴を選び、足に合わせて作った足底板(インソール)を使用し、不安定なバランスを解消することで効果があがります。同時に、医師の指導の下で適切なストレッチや筋肉トレーニングを行い、扁平足、浮き指、外反母指を矯正していきます。

高いヒールの靴で反張膝になっている場合は、ヒールの低い靴に替えるだけで原因を取り除くことができます。

バレリーナやスポーツ選手は、原因となる動作を止めることが難しい場合が多いでしょう。そこでスポーツを行う際はサポーターやテーピングをしながら行い、前後のストレッチをしっかりと行うようにします。

膝の裏の痛みが強い場合は、湿布や消炎鎮痛薬を使用することもあります。

まとめ

今回は、膝の後ろの痛みの主な原因と治す方法についてご紹介しました。

膝の裏を伸ばすと痛いという状態が続く時には、できるだけ早く専門医を受診しましょう。症状が軽いうちに治すことが大切です。