膝の裏側が痛い… | 膝裏の痛みの原因と治す方法

膝の裏側が痛い… | 膝裏の痛みの原因と治す方法

膝の裏側が痛い… | 膝裏の痛みの原因と治す方法

膝痛というと、膝のお皿周りの痛みを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、膝の裏側が痛いというケースもあります。

今回は、膝裏の痛みの原因と治す方法についてご紹介します。

反張膝(はんちょうひざ)

「反り膝」ともいい、膝が通常よりも伸びすぎてしまうことをいいます。

反張膝の原因は、浮き指、外反母指、扁平足によるバランスの崩れを補おうとして膝を常に伸ばしすぎることや、ハイヒールの常用、バレエなどで膝を伸ばしすぎることなどが挙げられます。水泳選手にも多く見られ、平泳ぎの金メダリスト・北島選手も反張膝でした。

反張膝を放置していると、骨格や筋肉の歪みが大きくなっていき、膝の裏側が痛いという症状が出始めます。痛みが出たりひいたりを繰り返すうちに悪化していき、膝痛で普通に歩くのが辛くなると、今度は腰やかかとなどを痛めてしまいます。

反張膝を治す方法は、まず、膝が反り返らないように固定するサポーターをつけることです。また、反張膝で歪みやすい大腿四頭筋のストレッチも有効な方法です。歩行困難になるまで悪化すると手術が必要になることもあるので、痛みが軽いうちに治すようにしましょう。

変形性膝関節症

膝の裏側が痛い原因となる変形性膝関節症

変形性膝関節症は、高齢者の半数以上が罹る代表的な膝痛の障害で、長年のうちに膝関節がすり減ることが原因で起こります。若い人でも、半月板損傷や靭帯損傷などで罹ることがあります。

変形性膝関節症では、膝のお皿の周囲が痛むことが多いのですが、中には膝の裏側が痛いという症状が出ることがあります。

よく歩いた後などに膝の裏側がつっぱって痛みがでる場合は、膝を休めると回復します。膝の裏側に水(関節液)が溜まって痛みが出た場合は、水を抜くなどの治療方法で治すことになります。

ベーカー嚢腫

膝裏にゴルフボール半分くらいの大きさの嚢腫(のうしゅ)ができるのが、ベーカー嚢腫です。膝の裏側にある滑液包に水が溜まることで腫瘤ができます。膝を曲げる時に圧迫感を感じたり、膝の裏側が痛いという症状がでます。痛みが強くないからといって放っていると、悪化して嚢腫が破裂してしまい、周りの組織が炎症を起こしてしまうこともあります。

ベーカー嚢腫は、上述の反張膝や変形性膝関節症、また関節リウマチが原因で起こることがあり、50代以降の女性に多く見られることが特徴です。長年の歩き方や姿勢のくせが原因と考えられています。また、サッカー、バスケットボール、テニスなど、激しく膝を使うアスリートにも多く見られ、膝関節の炎症や半月板損傷が原因とされています。

稀ですが軟骨肉腫という悪性腫瘍の可能性もあるので、膝痛があまりなくても膝の裏側にコブのようなふくらみが出来たら、まず専門医に診断して貰いましょう。

ベーカー嚢腫の治療方法は、注射器で滑液包にたまった関節液を抜くことが一般的です。けれども再発することが多いので、完全に治すには反張膝、変形性膝関節症、関節リウマチなど、原因となっている疾患や歩き方などを改善し、再発を予防していくことが大切です。

その他

別名「ランナー膝」といわれる腸脛靭帯炎、交通事故などで膝を強く打ちつけることが原因で起こる後十字靭帯損傷、偽痛風などでも、膝の裏側が痛いという症状が出ることがあります。

まとめ

今回は、膝裏の痛みの原因と治す方法についてご紹介しました。

膝の裏側が痛い原因となる疾患にはさまざまなものがあります。放置していて悪化すると治療が難しくなる場合もあるので、膝の裏側に痛みを感じたら、早めに専門医を受診するようにしましょう。