膝の上・内側が痛い原因 | 膝関節の痛みの主な発症部位と治療法

膝の上・内側が痛い原因 | 膝関節の痛みの主な発症部位と治療法

膝の上・内側が痛い原因 | 膝関節の痛みの主な発症部位と治療法

一言で膝の痛みといっても、「膝の上が痛い」「膝の内側が痛い」など、発症部位はさまざまで治療法も異なります。

今回は、膝の上・内側が痛い原因についてまとめます。

膝上の痛み

膝の上が痛いという場合には、主に下記のような疾患が考えられます。

変形性股関節症

変形性股関節症とは、股関節の軟骨がすり減ることで痛みが生じ、進行すると歩行が困難になる病気です。中年以降の女性に多くみられ、膝よりも比較的若い年齢で発症します。

初期の症状は股関節の違和感ですが、徐々に歩行時に股関節痛が現れ、膝の上、おしり、背中、腰など、さまざまな部位で痛みが出ることがあります。股関節の障害と膝の上の痛みは無関係に思えるかもしれませんが、このような離れた部位の痛みが出る症状を「放散痛」といい、変形性股関節症ではしばしばみられるものです。

治療においては、変形性膝関節症と同様に運動による保存療法を基本に行い、進行した場合には手術療法を行うことがあります。

膝蓋大腿関節障害

一般に「膝のお皿」と呼ばれているのが膝蓋骨です。その膝蓋骨の裏側で、膝蓋骨と大腿骨の連携をなめらかにしているのが膝蓋大腿関節です。膝の上が痛いという場合、膝蓋骨脱臼、タナ障害、膝蓋軟骨軟化症などの膝蓋大腿関節障害の可能性があります。

膝蓋大腿関節障害では、膝の曲げ伸ばしで音がする、ひっかかり感や痛み、ロッキングなどの症状がでます。治療は、大腿四頭筋のストレッチや筋力訓練などの保存療法が主体となります。

膝内側の痛み

膝の内側の痛みの原因と治療法

膝の内側が痛いという場合、膝関節の内側部分に障害が起こっていることが考えられます。

変形性膝関節症

変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨がすり減ることで痛みや変形をきたす障害です。加齢とともに患者数が増え、60代以降では半数以上の人に症状が現れる一般的な病気です。

膝の外側・内側・膝全体で発症しますが、なかでも膝の内側が痛いという場合は、膝の内側に負荷がかかりやすいO脚が原因となっている事例が多くみられます。進行すると膝の内側が変形し、ますますO脚がひどくなっていきます。

治療は運動による保存療法が主体ですが、生活に著しい支障が出た場合は人工関節を入れる手術を行うこともあります。

鵞足炎

鶩足とは、膝の内側のやや下にあり、3つの腱が集まっている場所です。鶩(アヒル)の足に形が似ていることから鵞足といわれており、膝の屈伸の繰り返しにより炎症を起こすのが鵞足炎です。

激しいターンやダッシュを行うスポーツ選手、マラソンランナーなどに多く、運動時に膝の内側が痛い場合は鵞足炎の可能性があります。

治療は、サポーターによる固定、ストレッチ、マッサージ、湿布などを症状に合わせて行うことに加え、鵞足炎になりやすい運動フォームの改善を行います。

半月板・靭帯損傷など

スポーツ事故や交通事故、転倒事故などにより、膝の内側の半月板や靭帯が損傷した場合、激しく膝の内側が痛いという症状が出ます。

この場合は激しい痛みと腫れによってほとんど歩行は困難になり、松葉杖などが必要になります。原因が明白なので、すぐに整形外科で治療を行いましょう。

まとめ

今回は、膝の上・内側が痛い原因と治療法についてご紹介しました。

膝関節の痛みの原因には様々なものがありますが、放置して悪化すると障害が残る可能性もあるため、症状が軽いうちに早めに医師に相談することが大切です。