膝が痛い病気 | 関節痛の主な原因と治療方法

膝が痛い病気 | 関節痛の主な原因と治療方法

膝が痛い病気 | 関節痛の主な原因と治療方法

膝が痛いという症状は同じでも、原因には様々なものがあり、それぞれ治療方法も異なります。

今回は、膝の関節痛の主な原因となる病気について解説します。

スポーツによる膝痛

運動・スポーツによる代表的な膝関節の障害には、下記のようなものがあります。

半月板損傷、靭帯損傷、ねんざ

ダッシュやジャンプ、急激な方向転換など、スポーツの中では日常生活よりも大きな負荷が膝にかかります。その中で瞬間的に強い負荷がかかることにより膝が損傷し、関節痛を引き起こします。

ランナー膝、ジャンパー膝

マラソンやジョギングなどで長時間繰り返し膝に負荷をかける、バレーボールなどで頻繁にジャンプを繰り返すなどのオーバーユースが原因で、膝の関節痛を引き起こすスポーツ障害です。

鵞足炎

急な方向転換などで膝を捻る動作が原因で、膝の内側にある鵞足部分が損傷し膝痛を引き起こすのが鵞足炎(がそくえん)です。

オスグッド

成長期の子供のスポーツ等による負担が原因で、膝痛や膝蓋骨の下にコブができる症状がでるのがオスグッド病です。

膝が痛い関節痛の原因となる病気と治療方法

いずれも治療においては安静にし、アイシングで炎症を抑え、経過をみます。膝が痛い症状がおさまったら、膝をサポーターなどで固定して徐々にスポーツを再開します。スポーツの前後にしっかりストレッチを行い、再発を予防することが大切です。

変形性膝関節症

変形性膝関節症とは、長年にわたって膝に負荷をかけることが原因で膝関節の軟骨が摩耗し、膝関節痛や変形をきたす病気です。60代以上の50%以上に症状がみられ、肥満の女性に多いのが特徴です。

治療は、運動や生活の見直しで進行を抑える保存療法が中心ですが、膝が痛いために生活の質が大きく落ちてしまう場合は、人工関節置換術などの手術療法を行います。

化膿性関節炎

膝関節に黄色ブドウ球菌などが入りこんで増殖し、化膿するのが化膿性関節炎です。関節のケガや関節注射で感染することが主ですが、体内の他の部分から菌が入り込むこともあります。膝の痛みや炎症のほか、発熱を伴うのが特徴です。

治療は、抗生剤投与と内視鏡での関節内洗浄です。治療が遅れると骨や関節が破壊されるため、人工関節置換術などの手術を行うこともあります。

特発性骨壊死

骨の組織が原因不明で死んでしまう、60代以上の女性に多い病気です。突然激しい膝痛が起こることもあります。治療は、痛み止めなどの薬物療法や手術療法です。

関節リウマチ

30~50代の女性に多くみられる自己免疫疾患の一種で、全身の関節が徐々に破壊されていく病気です。関節痛は、両手・両足など、左右両方の関節に現れるのが特徴で、膝関節にも起こります。

近年、薬物療法が発達し、進行をほぼ食い止めることができるようになりました。

痛風、偽痛風

30~50代の男性に多くみられる痛風は、血液中の尿酸値が高い状態が続くことが原因で起こります。「風が吹くだけでも痛い」といわれる激痛で有名な症状は、足の親指の付け根に出ることが最も多いですが、膝関節に出ることもあります。治療は、薬物療法と生活の見直しにより、尿酸値を低くすることです。

偽痛風(ぎつうふう)は、関節に付着するピロリン酸カルシウム結晶が原因で起こります。関節痛の症状は、痛風ほど激しくありません。60代以上の男女にみられ、膝関節で最も多く発症します。治療は、痛みを抑える薬物療法が中心です。

まとめ

今回は、膝の関節痛の主な原因と治療方法についてご紹介しました。

膝が痛い原因となる病気には、他にも様々な種類があります。放置していると後遺症が残る可能性もありますので、異常を感じる場合には早めに専門医を受診するようにしましょう。