膝を伸ばすと痛い… | 膝関節の痛みの主な原因と予防・改善

膝を伸ばすと痛い… | 膝関節の痛みの主な原因と予防・改善

膝を伸ばすと痛い… | 膝関節の痛みの主な原因と予防・改善

膝痛に悩む人に多い症状の一つが、「膝を伸ばすと痛い」というものです。痛みの原因には様々なものがありますので、正しく状態を把握して適切な対策を取ることが大切です。

今回は、膝関節の痛みの主な原因と予防・改善方法について解説します。

鵞足炎

運動をしている時や膝の曲げ伸ばしをしている時、特に膝をしっかり伸ばした時に膝の少し内側に痛みを感じる場合は、鵞足炎(がそくえん)が原因かもしれません。

膝の内側やや下の部分には3つの腱が集まっている箇所があり、その形状がガチョウの足と似ていることから鵞足と呼ばれています。激しく方向転換をするスポーツや平泳ぎなどで鵞足部分の腱や骨がこすれて炎症を起こすのが鵞足炎です。変形性膝関節症が原因の場合もあります。膝の内側に重心が偏りやすいX脚の方は、鵞足炎になりやすいといわれています。

鵞足炎による炎症で膝関節に痛みがある時は、アイシングで症状を改善しテーピングで固定します。鵞足炎を予防するには、鵞足部分とその周辺の筋肉のストレッチをしっかり行い、柔軟性と筋力をアップしましょう。

また、X脚の場合は、走るフォームの見直しや足底板を使って姿勢の矯正をすることが予防になります。ランニングを行う時は、アスファルトをできるだけ避け、柔らかい地面を走るように心がけましょう。

反張膝

反張膝が原因で膝を伸ばすと痛い時の予防・改善法

膝を曲げても痛みがないのに、膝を伸ばすと膝裏に痛みを感じる場合があります。膝関節は通常まっすぐ(180度)までが本来の可動域です。けれども180度以上伸び、膝が反ってしまうことで、膝の裏側に痛みがでる反張膝(はんちょうひざ)という障害があります。

反張膝の原因には、姿勢をきれいに見せようと膝に力を入れすぎることや、足にかかる重心が偏っていることなどがあげられます。バレリーナやモデルは常に膝に力を入れて脚をきれいに見せようとするため、反張膝で悩む人が多いことが知られています。また、O脚の方やハイヒールを常用する方も反張膝になりやすいとされています。

反張膝を放置していると、膝関節の痛みや股関節の変形につながっていくことがあるため、適切に補正を行うことで症状を改善し、悪化を予防することが大切です。

具体的には、サポーターやテーピングで膝が反ることを予防し痛みをやわらげること、O脚など反張膝の原因となっている姿勢の改善、膝周辺のストレッチなどが挙げられます。

過伸展・肉離れ

膝を伸ばすと痛いという場合、激しくダッシュやジャンプをするスポーツで膝を突然伸ばしすぎること(過伸展)による、ハムストリングスの肉ばなれの可能性もあります。肉ばなれの程度によっては大変痛みが強く、足の曲げ伸ばしが困難になることもあります。

例えば、サッカーでボールを蹴るために極限まで足を伸ばした時に、足を伸ばしすぎて太もも後側のハムストリングスが肉離れを起こすことがあります。すると、「膝を伸ばすと痛い」「膝裏がビリビリ痛い」といった症状が出ます。

バスケットボール、バレーボール、テニスなど、激しくストップやダッシュ、ジャンプを繰り返すスポーツのアスリートによく起こるスポーツ障害です。

肉ばなれが起こったら、安静にしてアイシングを行い炎症を抑えます。炎症がおさまったら、次は回復を促すために温めます。治るまではテーピングやサポーターで固定し、安静を保つようにします。

肉ばなれを予防するには、準備運動やストレッチを十分に行うことが大切です。

まとめ

今回は、膝関節の痛みの主な原因と予防・改善方法についてご紹介しました。

「膝を伸ばすと痛い」という症状には、他に半月板損傷、下肢動脈瘤などの原因も考えられます。よく分からないという場合は、まずは専門医に相談して原因をはっきりさせるようにしましょう。