膝のヒアルロン酸注射の効果と副作用 | 関節内注射による膝の痛み治療

膝のヒアルロン酸注射の効果と副作用 | 関節内注射による膝の痛み治療

膝のヒアルロン酸注射の効果と副作用 | 関節内注射による膝の痛み治療

膝の痛みを抑えるために、膝関節に直接ヒアルロン酸やステロイド剤を注入する「関節内注射」という治療を行うことがあります。

ここでは、膝の関節内注射の効果や副作用について解説します。

関節内注射を行う理由

変形性膝関節症や関節リウマチで、膝の関節軟骨が摩耗・変形してくると、膝の痛みが強くなってきます。また、炎症で水が溜まって腫れることもあります。

このように膝の痛みが強くなってくると、ロキソニンなどの消炎鎮痛剤で痛みを抑えることが難しくなります。なぜなら、消炎鎮痛剤を長期にわたって服用すると、胃腸の損傷という副作用が出るリスクが高まるからです。また、消炎鎮痛剤は眠気を誘うため、日常生活が多少なりとも制限されてしまいます。

そこで、ピンポイントで膝の痛みを抑える効果が高い、ヒアルロン酸やステロイドの関節内注射という治療が行われています。

ヒアルロン酸とステロイド

膝のヒアルロン酸注射とステロイド注射の効果

関節内注射は、文字通り関節の中に注射を行う治療です。膝関節に注射針を刺し、ヒアルロン酸やステロイド剤を注入します。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、関節液に豊富に存在している成分で、関節液の粘性を高め関節軟骨を保護する働きがあります。関節液のヒアルロン酸は高齢になるにつれ減少していくので、関節液の粘性が低くなっていきます。それを補うのが、ヒアルロン酸の関節内注射です。効果は人によって差がありますが、通常は膝の痛みが数日以内に軽くなります。

痛みが軽くなるので、ウォーキングなどの運動療法ができるようになり、関節痛の回復が促されます。最初は一週間ごとに注射を行うことで効果を確認し、その後は通常3~4週間程度の間隔で繰り返します。

ヒアルロン酸は体内に存在している成分なので、副作用の心配は比較的低いのが特長ですが、まれに軽い異物反応を起こすことがあります。

ステロイド

ステロイドは抗炎症効果の高い薬剤なので、主に関節リウマチによる炎症と膝の痛みの抑制や、変形性膝関節症で膝に水が溜まる場合の治療に用いられます。

ステロイドの関節内注射を繰り返し行うと、副作用として急激な関節破壊を引き起こす「ステロイド関節症」のリスクがあります。そのため、注射は十分な間隔を空けて行うようにしなければなりません。

関節内注射で注意すること

最も注意しなくてはならないのが、感染症のリスクです。関節内は血流が少なく無菌状態が保たれているため、少しの細菌が入っただけでも感染してしまいます。

関節内注射を行う場合は、前もって注射をする場所を清潔にしておきます。また、注射を行った日は入浴を控えましょう。もし、注射をしたところが強く痛む、腫れる、また、発熱するなどの症状がでたら、すぐに病院に行きましょう。

まとめ

今回は、膝の関節内注射の効果と副作用についてご紹介しました。

膝の関節内注射には、ヒアルロン酸やステロイドなどが用いられます。それぞれの効果や副作用をよく理解したうえで行えば、消炎鎮痛剤よりも効果的な優れた治療方法です。