膝の音と痛みを放置した結果… | 半月板損傷で手術を受けた経験談

膝の音と痛みを放置した結果… | 半月板損傷で手術を受けた経験談

膝の音と痛みを放置した結果… | 半月板損傷で手術を受けた経験談

H.Rさん(男性)、40代、会社員

仕事で膝に大きな負担が

今は違う職に就いていますが、20代後半にトラック運転手をしていたことがあります。かなりハードな仕事で、朝6時から夜11時まで、ひっきりなしに荷物を運んでいました。主に家電製品を運ぶことが多く、冷蔵庫や洗濯機などを担いでおりました。

あの頃は若かったですし、スポーツをすることも好きで体を動かすことが日常でしたので、まさか膝を痛めるなんて思ってもみませんでした。トラックの仕事を始めてから、なんとなく膝に違和感は感じていました。でも、その頃は知識もありませんし周りにも膝を痛めている人なんていなかったんです。「疲れているだけかな」と思っていました。

今思えば、その時に放置せず病院に行っておけばよかった…と後悔ですね。39℃の熱でも休めない会社でしたので、そんな曖昧な理由で休めるような状態ではありませんでしたが。

膝が壊れる大きな音

ある日、トラック会社の前でしゃがみながら同僚と世間話をしていたんです。膝は相変わらず違和感があり、たまに「パキッ」というクリック音がしていました。だからといって別に生活に支障がでるほどではありません。さて仕事へ向かおうか、と立ち上がった瞬間…。左の膝から「バキンッ!!」という明らかに大きな、なにかが壊れた音。と同時に、激しい痛みを伴い驚きました。

一体なにが起きたのか、まったく分かりません。ただ、その音は同僚にも聞こえるくらい大きな音でした。どんどん増す痛み。とりあえず配送へ行かなければならないため、一人でトラックに乗り会社を出発。しかし、目的地に到着するころには膝は大きく腫れ上がっていました。

「これは絶対にマズイことが起きている…」。そう思ったのですが、仕事は休めません。足を引きずりながら配送を終え、その日の夜は湿布を貼り、冷やして寝ることにしました。

半月板損傷を知らぬまま放置

次の日の朝、腫れは少し治まっていました。ただ、歩くだけでも痛い!でも仕事は休めない…。湿布でごまかしながら仕事を続けました。休日は日曜日だけでしたので、病院にも行けませんでした。

その日以来、しゃがむことができなくなりました。なので、和式のトイレを使うことができません。膝が痛いのと、なにかが膝の中で引っ掛かる感じがして、うまく座れないのです。

それでも、忙しさから「いつか治るだろう。」と思い込んでいました。体はなんでも治癒すると思っていたんですね。結局その後半年間、トラックの仕事を辞めるまで膝は放置しました。

仕事を変えてから、あまりにいつまで経っても治らないので整形外科に行ってみたんです。診断は「半月板損傷」でした。半月板は軟骨のようなもので、自然には治癒しないことを、そのとき初めて知りました。調べてみるとトラックの運転手には膝を痛める人が多いのだそうです。

手術、そして変形性ひざ関節症に

受診してからさらに数年後、今度は休みが取れる仕事に就けたので手術を受けることにしました。手術は膝の3点に穴を開け、膝を曲げた時に引っ掛かっている、ちぎれかかっている半月板を取り除いていただきました。

入院は8日間でした。その後2か月間くらい、膝周辺の筋トレによるリハビをしながら日常生活は少し気を遣う程度で、すっかり良くなりました。もう慣れてしまって諦めていた膝が、普通に曲げ伸ばしできるようになったのは本当に感動しましたし、健康って大切ですね。

少し運動するとすぐに膝に水が溜まってしまうというのはありますが、仕方ありません。それより、半月板が減ったということは「膝関節の骨と骨の距離も縮まった」ということです。体重が平均体重を常に上回っていた私。膝には相当の負担を掛けていたに違いありません。

ランニングやスノーボードなど、好きなスポーツもたたってか、今では両膝の骨同士がぶつかってすり減ってしまい、変形性ひざ関節症になってしまっています。歩いていても、ふとした瞬間に「ガクッ」と力が抜ける状態です。うまく付き合っていくしかないですね。