膝の痛みは何科を受診すべき? 膝が痛い時の病院での治療

膝の痛みは何科を受診すべき? 膝が痛い時の病院での治療

膝の痛みは何科を受診すべき? 膝が痛い時の病院での治療

膝の痛みの原因となる疾患には様々なものがありますが、病院の何科を受診するのがよいでしょうか?

今回は、膝が痛い時の病院での治療についてまとめます。

疾患の種類と受診科

膝の痛みがあるのだから整形外科だろうと思いがちですが、疾患によっては内科で治療を行うものもあります。どこを受診すればよいか見当がつかない場合には、まずは大きな総合病院の受付で相談してみるのが無難です。

自分の膝の痛みについて、外科的原因なのか内科的原因なのか見当がついている場合には、下記の分類を参考にしてみて下さい。

1) スポーツ外傷や障害

  • オスグッド・シュラッター病
  • ジャンパー膝、ランナー膝
  • 肉ばなれ、筋挫傷
  • 鵞足炎
  • 膝骨疲労骨折

以上が、主なスポーツによる組織損傷です。オスグッド・シュラッター病は、成長期の男子スポーツ選手に多くみられる膝の痛みです。それ以外は、スポーツの激しい動きで膝関節や筋肉、骨が傷害されて膝の痛みが起こる疾患です。

ウォーミングアップを十分に行わなかった、激しい動きを継続的に行ったなどが原因で膝が痛い時には整形外科、なかでもスポーツ外来がある病院を受診して治療しましょう。また、スポーツ選手の治療に長けた整体院もお勧めです。

2) 変形

  • 変形性膝関節症
  • 反張膝
  • 血友病性関節症
  • 神経病性関節症
  • ステロイド関節症

以上が膝関節の変形をきたす疾患です。初期の膝の痛みは大したことがありませんが、変形が進行するにともない痛みも強くなっていきます。変形が進むと元に戻すことは難しいので、できるだけ初期のうちに病院を受診しましょう。

変形性膝関節症と反張膝は整形外科の病院で治療を行いましょう。その他の関節症は何科がよいかといえば、血友病性関節症と神経病性関節症は、原因となる血友病や神経病の治療が可能な内科や脳神経外科を受診したうえで、整形外科の治療を要するのかを判断するのが適当です。

また、ステロイドの関節内注射が原因のステロイド関節症等は、整形外科をそのまま受診しましょう。

3) 関節炎

  • 関節リウマチ
  • 痛風
  • 偽痛風
  • 化膿性関節炎

以上が、膝の痛み症状が起こる主な関節炎です。関節リウマチは、整形外科系のリウマチ科かリウマチ内科のどちらかを受診しましょう。関節リウマチは、昔は主に整形外科で治療が行われてきましたが、自己免疫疾患ということが分かってからは、むしろ内科の疾患ということでリウマチ内科という専門科ができました。整形外科系のリウマチ科も実績があるので安心ですが、リウマチ内科の方が最新の治療を受けられる可能性が高いといえます。

痛風で膝が痛い時、あわてて整形外科にかけこむ方が多いようですが、実は尿酸値が原因の疾患なので、治療は内科で行われます。また、偽痛風は何科が適当かというと、痛風と同じ内科です。

化膿性関節炎は関節内注射や人工関節置換術の際に、細菌が関節内で繁殖することが原因ですので、そのまま整形外科で治療を行います。

4) 半月板や靭帯の損傷、骨折、脱臼

  • 半月板損傷
  • 靭帯損傷
  • 大腿骨遠位部骨折
  • 脛骨近位端骨折
  • 膝蓋骨骨折
  • 膝関節脱臼

以上が、膝の痛みが起こる主な損傷、骨折、脱臼です。これらは転倒や交通事故などが主な原因で、明らかに外科領域の疾患ですので、整形外科を受診しましょう。

まとめ

今回は、膝が痛い時の病院の受診科についてご紹介しました。

何科で治療をすればよいのか迷ったら、まずは外科的原因なのか内科的原因なのか見当をつけて、外科的原因ならば整形外科、内科的原因ならば内科を受診してみるというのが、とりあえずの目安となります。