歩くと膝が痛い… | 高齢者に多い膝の痛みの原因と予防対策

歩くと膝が痛い… | 高齢者に多い膝の痛みの原因と予防対策

歩くと膝が痛い… | 高齢者に多い膝の痛みの原因と予防対策

「歩くと膝が痛い」
「階段の上り下りが辛い…」
「立ち上がる時に膝に痛みを感じる」

加齢に伴い、このような膝の痛みの悩みを抱える人は多くなっていきます。悪化すると歩行困難になるケースもあるため、早めに対策をとっておくことが大切です。

今回は、高齢者に多い膝の痛みの原因と予防対策についてご紹介します。

膝の痛みは老化現象?

高齢者にとって、歩くと膝が痛いというのは老化現象なのでしょうか? 答えは、イエスでもありノーでもあります。

高齢者の膝の痛みは、その多くが変形性膝関節症という疾患が原因です。変形性膝関節症とは、膝関節のクッションである関節軟骨が摩耗していき、膝関節が変形してしまう疾患です。変形性膝関節症は年齢が高くなるにつれ発症割合が増え、60代で50%、80代では70%以上に達します。

どうして関節軟骨が摩耗するかというと、加齢だけではなく、運動不足、肥満などが主な原因としてあげられます。そのことは、90才を過ぎても膝の痛みがないという高齢者は、やせ気味でよく動く人が多いということからも分かります。

歩くと膝が痛いというのは老化現象という面が確かにありますが、諦めずに努力をすれば克服が可能な症状です。

膝の痛みの原因と予防・対策

高齢者に多い膝の痛みの原因と予防対策

変形性膝関節症の主な原因は、(1)加齢、(2)運動不足、(3)肥満、(4)オーバーユースの4つです。それでは原因ごとに、分かりやすく予防と対策をご紹介しましょう。

加齢

年齢が高くなると関節液の量が減少したり、関節液中の栄養素が不足しがちになるため、関節軟骨の滑らかさが失われていきます。また、膝関節を包む関節包が固くなってくることも痛みの原因になります。

これらの対策としては、栄養バランスのとれた食事をとり、規則正しい生活を送ることで、体全体の老化を予防することが大切です。アンチエイジングに効果の高い栄養素や、ヒアルロン酸など膝関節に含まれる栄養素をサプリメントで補うのも良いでしょう。

運動不足

運動不足で足の筋肉が減少し膝を支える筋力が衰えると、膝関節にかかる負担は大きくなります。そのような状態が長年続くことで少しずつ膝の関節軟骨が摩耗していきます。

また、関節軟骨には血管がなく血液から栄養を補給することができませんが、膝関節を動かすことで関節液から栄養を取り入れることが可能です。

そのため、運動をすることは膝を支える筋力を強くするだけではなく、関節軟骨の維持にも効果があります。

膝の痛み対策としての運動は、痛みの度合いに合わせて無理なく継続することが大切です。ウォーキングがお勧めですが、歩くと膝が痛い場合は、浮力によって体重の負荷が減る水中運動などを行うと良いでしょう。

肥満

膝関節には、普通に歩くだけで体重の3倍もの負荷がかかります。体重が1kg増えると3kg、10kg増えると30kgも膝の負担が重くなります。

肥満の方はそれだけで膝の負担を大きくしているので、体重を標準体重に落とすことが膝の痛みの予防になります。

オーバーユースやケガ

重い荷物を持つ仕事や、ランニングなどのスポーツで膝を使いすぎることも膝の痛みの原因です。また、O脚など歩く時の姿勢やバランスが悪いことも膝の痛みの原因になります。

これらの対策としては、できるだけ重い荷物を持たずに台車などを使う、スポーツ前後のストレッチをしっかり行う、姿勢を矯正する、などが有効です。

まとめ

今回は、高齢者に多い膝の痛みの原因と予防対策についてご紹介しました。

高齢者の膝の痛みは、適切に対策を行うことで、症状の悪化を抑えたり改善することができます。人生100年時代を自分の脚で過ごすために、できれば30代、40代から膝を守る対策を心がけましょう。