若いのに膝が痛い原因 | 20代・30代に多い膝の痛みを起こす病気

若いのに膝が痛い原因 | 20代・30代に多い膝の痛みを起こす病気

若いのに膝が痛い原因 | 20代・30代に多い膝の痛みを起こす病気

膝が痛いというのは中高年ばかりではありません。20代、30代の若者にも膝の痛みの出る病気があります。

今回は、若いのに膝が痛い原因についてまとめます。

若者の膝痛

20代・30代の若者にとって膝が痛いという場合、スポーツが原因のスポーツ障害(半月板損傷、ランナー膝、ジャンパー膝など)、姿勢などが原因の反張膝、脊椎関節炎などが原因疾患として考えられます。

それでは以下で、それぞれの病気ごとに原因や症状について説明しましょう。

スポーツ障害

若いのに膝が痛い原因となる病気:スポーツ障害

(1)半月板損傷、靭帯損傷

サッカー、バスケットボールなど、激しい動きをするスポーツでは、膝に非常に大きな負荷がかかります。特に、膝を急激にねじる動作を行った時に起こりやすいのが半月板損傷と靭帯損傷です。

まず損傷時に膝の痛みを感じ、損傷の度合によりプレーを続けられなくなることもありますが、運動が終わった後で痛みが激しくなることもしばしばあります。

日頃からストレッチを十分に行って膝関節周りの筋肉の柔軟性を保ち、大きな負荷に耐えられるように予防することが大切です。

(2)ジャンパー膝(膝蓋腱炎)

走り高飛び、バスケットボール、バレーボールなどでジャンプや着地を繰り返し行うことが原因で膝の痛みが起こるスポーツ障害です。膝のお皿(膝蓋骨)と大腿四頭筋をつないでいる膝蓋靭帯の炎症により、膝蓋骨の下に痛みが生じます。

多くは固くなった大腿四頭筋が膝蓋靭帯を引っ張ることが原因なので、大腿四頭筋をほぐすことで症状の緩和が見込めます。

(3)ランナー膝(腸脛靭帯炎)

ランニングで膝の屈伸運動が繰り返されることが原因で、膝の痛みが起こるスポーツ障害です。大腿四頭筋の外側にある腸脛靭帯が大腿骨外顆という突出した部分に擦れることで炎症が起こり、膝蓋骨の斜め上の外側に痛みが生じます。

悪化しないうちにランニングフォームの改善やシューズの見直しなどを行い、予防することが大切です。

反張膝

20代、30代の女性に多いのが、反張膝です。反張膝とは、膝を180度以上過剰に伸ばすことによって膝が反り返っている状態をいいます。バレリーナやかかとの高い靴を履くことで出やすく、平泳ぎやサッカーの選手にも起こります。

反張膝は膝関節に大きな負担となり、膝の裏側に痛みが生じたり、膝の裏側に水がたまるベーカー嚢腫の原因となります。

結晶誘発性関節炎

20代・30代に多い膝の痛みを起こす病気

結晶誘発性関節炎の中で代表的な病気が痛風です。痛風は40代の男性に多く発症しますが、食生活等の変化から、近年では20代、30代男性の発症も増えています。

痛風は、血液中の尿酸値が高い状態が続くことが原因で起こります。血液中の尿酸は尿酸ナトリウム結晶となって関節周辺に蓄積されていき、それがなんらかの原因ではがれた時に、炎症反応により激痛が引き起こされます。

痛風発作では足の親指の付け根が痛いことが大半ですが、膝が痛い場合もあります。膝に発症した場合は、立つことも困難になってしまいます。

脊椎関節炎

脊椎関節炎は脊椎炎、仙腸関節炎を中心とした疾患群ですが、なかでも強直性脊椎炎は、10代後半〜30代の若い男性に好発します。主に脊椎・仙腸関節に慢性的な炎症と可動域制限がみられます。また、四肢の大関節炎も見られ、膝が痛いという症状が含まれます。

原因ははっきりしていませんが、HLA-B27遺伝子の関与が指摘されています。

まとめ

今回は、20代、30代で膝が痛い原因となる病気についてご紹介しました。

膝の痛みを放置していると、悪化して生活に支障をきたすようになることもあります。早めに整形外科を受診して、まずは原因を明らかにするようにしましょう。